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深刻な英語力低下

中日新聞に引き続き、朝日新聞も高校生の英語力の低さを報じています。下表は朝日新聞に掲載されたものです。

【英語力調査の得点分布 聞く 書く 話す 】

	読む	聞く	書く	話す
Ｂ２レベル	0.2％	0.3%	0.0％
Ｂ１レベル	2.0％	2.0％	0.7％	1.7％
Ａ２レベル	25.1％	21.8％	12.8％	11.1％
Ａ１レベル	72.7％	75.9％	86.5％	87.2％

※Ｂ２レベル⇒英検準1級レベル
Ｂ１レベル⇒英検2級レベル
Ａ２レベル⇒英検準２級レベル
Ａ１レベル⇒英検３〜５級レベル

文科省が2013年6月の閣議決定で掲げた目標は次の通りです。
中卒段階で　英検３級程度以上達成 50％
高卒段階で　英検準2〜2級程度以上達成 50％

ところが、現実は上記の表の通りです。本校の中学３年生との比較をしてみます。2015年３月卒業の難関受験科(ＧＡクラス)の全員が英検３級以上の学力を有し、その内1/3以上が準2級以上の学力を有しています。ところが、全国的にみると、高３生になっても準２級程度の学力を有しているのが25％以下しかいないのです。英検準２級のレベルは、ほぼ高校1年生修了程度です。いかに、高校生の多くが高校入学後、学力を伸ばしていないかが、この表からわかると思います。多くの高校生達が、定期テストのためだけの一時しのぎ的な勉強しかしていないのです。公立高校の普通科に入学した生徒のほとんどが、中学時代に塾を利用していたと思います。ところが、高校1年生から塾等を利用して学力の維持・向上に努める人はほんのわずかしかいないと思います。全国的な調査を当塾がするわけにはいきませんが、原因はここにあるのではないかと思われます。 　

今日(3月18日)は、公立高校の合格発表日です。第一志望校に合格したという喜びの声をたくさん聞くことができました。彼らが高校生になっても、自分の学力アップを図り、3年後には希望の大学に入れるよう、日々の努力を積み重ねてくれることを願います。