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文部科学省は8月25日に全国47都道府県の小学6年と中学3年を対象に、4月に実施した全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。それによると、下位層の成績が全国平均に近づく傾向が続き、全体の底上げが進んだとみています。
都道府県別平均正答率(公立)は小中の各教科とも秋田、福井、石川、富山の各県が上位を占めています。テストとは別に、学習時間や生活習慣に関する調査も実施されました。テレビやＤＶＤを1日2時間以上見ると回答した割合が、2008年度に比べ、小中ともに10ポイント減った一方で、ゲームを2時間以上する割合は増加し、小学校では23.7％から30％へ、中学校では20.9％から35.9％になったそうです。
この2つのことを、皆さんはどのようにみますか。大都市が多い地域のほうが学習塾の数は多いので成績が良いと思われますが、実際は全く逆です。テレビやＤＶＤは、家族と一緒に楽しむということがあるでしょうが、ゲームは一人何時間も、次の日の活動に影響がでるまで行っているというケースが多いのではないでしょうか。残念ながら、当塾が指導した、または指導中の何人かが、せっかくの自分の良い特質に悪影響をもたらしています。
ところで注目すべきは、愛知県の小学6年生の国語の学力です。基礎的な知識を見るＡ問題での学力は、全国で47位、つまり最下位です。また、応用力を見るＢ問題の学力は、45位です。愛知県教委は、これを重く受け止め、自分の考えを書かせたり、漢字の読み書きをさせたりする授業改善策を示していくとしています。
当塾では、国語の学力を高めるため、数年前より「わくわく文庫」によって、本に親しみ、感想文を書くことで自分の思っていることを上手に表現できるように指導しています。名古屋では、まだあまり普及していませんが、少しでも読解力のアップが図れるようにと願っています。