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敬倫塾 塾長からの提言 2015年10月15日号

大事な中学1年生の成績

公立高校の合否を左右する通知表の成績は中学3年生の学年末のもので、私立高校のそれは中学3年生の2学期のものです。こんなことを言うと、1〜2年生の成績が悪くても、3年生なったら頑張ればいいと思う人も出そうです。いや、こう考えている人は、実際にたくさんいます。あなたはどう思っていますか。

通知表の成績の良し悪しは主に次の3つが決め手です。

  1. 提出物がきちんと出されているか。また、それは丁寧に仕上げられているか。
  2. 授業中の学習態度は良いと言えるか。先生の質問に対して、的確な答えをいつも出しているか。
  3. 定期テストに対しては充分な準備をし、学習した内容をきちんとマスターしているか。

生徒数の少ない中学では、音楽・美術・技家・保体の先生は一人しかいません。そのため、中学3年間同じ先生に指導してもらうことになる可能性は大です。悪い印象はつき易く、良い印象はつきにくいものです。点数のつけにくい実技教科は、先生との相性により大きく左右されます。1年生の最初から、先生の指示をきちんと聞き続けておれば好印象をもたれ、それは成績にはね返ってきます。逆に、悪い印象を与えてしまってからは、3年生になって急に態度を入れ替えても、なかなかいい成績をとることは難しいと思います。

また、英語・数学・国語は、積み重ねが大切な教科です。1〜2年の基礎がない人は、3年生の分野の成績がよくても、入試では1年からの内容が出ますので、3年生の9月以降の模試では自分の実力のなさにびっくりします。理科・社会は覚えなければいけないことがいっぱいあります。1〜2年生の分野を3年生になってきちんと学習できる時間はあるといえるでしょうか。3年生になっても1日は24時間しかないのです。特に、部活を熱心にしてきた人が、3年生の9月からの5ヶ月で取り戻すなんて、神業に近いことです。

世の中に天才と言われる人がいます。そういった人は、瞬時に物事を理解し、分析力が優れ、記憶力も抜群です。あなたが天才なら3年生になってから、いや3年の9月からでも学力だけはつけられるでしょう。でも、学力だけで通知表の成績がつくものではありません。この機会に1年生の1学期の通知表の成績を思い出して下さい。

敬倫塾塾長 加藤敬志
2015年10月15日号

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