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敬倫塾 塾長からの提言 2016年7月15日号

変わりつつある英語の能力評価

高校入試の学力テストにおいて、敬倫塾は他を圧倒的にリードしています。そのため、ここ数年、無理な受験校を選択しなかった受験生の第一志望校の合格率は90%を超えています。これは、定期テスト対策だけではなく、入試で高得点がとれるような実力強化対策を授業等で実施しているからだと思います。

ある出版社の分析によりますと、学習塾に通っている多くの生徒が、一番点数のとれない教科が英語なのです。この原因は、学校の定期テストと公立高校入試の学力テストの出題形式が異なることにあります。日本は、今、2020年度の東京オリンピックを一つの節目とし、英語教育を従来のものから大きく変えようとしています。それを受け、愛知県の公立高校の入試問題も以前と比べようもなく難しくなっているように思えます。ただの暗記による知識だけでは高得点がとれなくなっています。

また、通知表が生徒の個人の学力を充分に反映したものではなく、学習態度に力点を置いた評価となっているので、生徒の学力をより正確に把握できるよう、来年度より、高校入試の学力テストはより難しくなります。

ここで、朝日新聞の平成28年7月7日の記事を紹介致します。
「自分や家族について、まとまりのある文で話せる。」英語の学習で、そんな具体的な目標を学年や段階に応じて並べるCAN-DOリスト。2020年度から順次始まる次期学習指導要領で、小中高校に作成が義務付けられることになった。コミュニケーションを通じて思考力や表現力を育てる授業への転換がねらいだ。

思考力・表現力育成にシフト

CAN−DOリストの義務化は、文部科学省の諮問機関・中央教育審議会が6月20日、とりまとめに盛り込んだ。

リストでは、英語の4技能「聞く」「読む」「書く」「話す」のそれぞれについて目標を設ける。「話す」については「発表」と「やりとり」に分けて定める。文部科学省はそのもとになる指標を今年度中に示す方針だ。

今の英語教育はコミュニケーション能力の育成に課題があると指摘されている。文科省は、リストを活用して思考力や判断力、表現力を育成するよう学校に求めている。

一方で、リストの具体的な中身は学校に委ねる。地域の実情に応じて求められる英語力が異なる/地元の祭りや名所等身近な題材を盛り込む工夫ができる―等が理由だ。

[CAN−DOリストの項目の例]

「聞く」能力 
友達や家族をテーマとした英文(英検5級レベル)を2回聞き、条件に従って必要な情報を聞き取ることができる。(秋田・中1)

「話す」能力
与えられたテーマについて、自分の経験や学んだことを生かして、ペアで30秒程度会話をすることができる。(福井・中2)

「書く」能力
There is 〜構文や動名詞を用いて、自分が素晴らしいと思う世界の絶景について、仲間に7文程度の英文を書きまとめる。 (岐阜・中2)

愛知県入試では、英語の出題方式が変化しつつありますが、面接にグループ討議が採用されます。頭でわかっていてもそれを発表する力がない生徒は大幅に不利になります。家庭でも、今起きていることに関して意見を交わすような習慣が必要となってきました。

皆様のご意見をお聞かせ下さい。

敬倫塾塾長 加藤敬志
2016年7月15日号

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