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敬倫塾 塾長からの提言 2017年4月15日号

昨年度の公立高校入試を振り返る

昨年度の公立高校入試における注目点の主なものを3つ挙げます。

  1. 入試における学力テストが100点満点から110点満点になりました。このことにより、実力の差がより大きく合否判定に影響されるようになりました。加えて、入試は発展的な問題の出題が多くなり、定期テスト対策しかしていない生徒は更に不利な状況となりました。
  2. 推薦での合格を考える人達も、一般入試の日に学力検査を受けることになりました。昨年までは推薦入試における合否の確定は一般入試の受付前でした。そのため、推薦入試で不合格だった人達は、再度受験のチャンスがありました。今年からそのようなことはなくなりました。
  3. 松蔭高校が1群・2群共通校となりました。そのため、全県模試を実施している業者は、倍率が非常に高くなるのではと予測しましたが、これは外れました。ただ、比較的近くにある中村高校との併願が可能となり、中村高校の倍率は高くなりました。

(1.についての補足)
多くの高校は、当日の学力試験を重視しています。これをV型と言います。合格者はA・Bから選抜されます。

A…@3年生の3学期の評定合計×2(90点満点)
A学力試験の成績×1.5(165点満点)
@Aの両方ともが定員以内である者。

B…Aに入らなかった者。 V型では、当日の学力試験(本物の実力)が重視されます。

(2.についての補足)
学校での定期テストはよいが、範囲が決まっていない実力テストや模試に弱いという人は、是非とも推薦入試を利用して下さい。実力に不安がある人が高いレベルの高校に合格した場合、入学後が不安ですが、敬倫塾の高等部が応援します。ただ、英・数・国・理・社のすべての科目において実力がない人は、私立高校を選んだ方がよいと言えます。

(3.についての補足)
倍率の変化

[1]超上位校

(ほとんどの人が第一志望校とする最難関校)

旭丘 明和 向陽
2016年度 1.63 1.80 2.63
2017年度 1.43 1.85 2.14

[2]上位校

菊里 千種 端陵 桜台
2016年度 2.49 2.36 2.64 2.16
2017年度 2.50 2.42 2.54 2.09

[3]中堅校

昭和 名西 松蔭 熱田
2016年度 2.20 2.17 1.67 3.07
2017年度 2.16 2.86 2.36 2.91

レベルが最も高い組み合わせは、旭丘-菊里ですが、志願者は大きく減り、昭和-千種が増加しています。旭丘生の多くが浪人となっているのが原因かもしれません。桜台や昭和は微減です。名西は大きく志願者が増え、今後も高い人気となりそうです。松蔭の倍率は上がりましたが、これは昨年人気を失くしていたところ、1・2群共通校となったために倍率が上がったことが原因のようです。また、中村等との併願が可能になったことも原因だと思います。

今年の3GAクラスの生徒には言っていますが、本年度は1学期からは次のように考えるのがよいと思います。

通知表評定 模試偏差値
旭丘・明和・向陽・菊里 43以上 68以上
千種・瑞陵・桜台 39以上 66以上
昭和・旭野・名西・松蔭 36以上 60以上

皆様のご意見をお聞かせ下さい。

敬倫塾塾長 加藤敬志
2017年4月15日号

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