公立高校の入学者定員が決定しました!
先月号では、現中3生の進路希望調査の結果についてお伝えしましたが、今月号では10月21日に愛知県教育委員会より発表された、各公立高校の入学者定員数の変更についてお話しさせていただこうと思います。定員数に変更があった主な高校は以下の通りです。
高校名 | 2024年度定員 | 2025年度定員 | 減少数 |
松陰高校 | 360人 | 320人 | 40人 |
名古屋南高校 | 360人 | 320人 | 40人 |
中村高校 | 360人 | 320人 | 40人 |
山田高校 | 320人 | 280人 | 40人 |
五条高校 | 320人 | 280人 | 40人 |
それでは、この定員数が減少した高校の中から、塾生の受検者が多い高校の特徴を挙げてみましょう。
① 松蔭高校
松蔭高校は名古屋市内の公立普通科高校で唯一の1群・2群共通校で、Aグループに属しています。近年は2群Bグループの瑞陵高校の人気が大変高く、瑞陵高校を第一志望とした場合の併願校として松蔭高校を受検する生徒が多く見られます。そのため、この定員数減により、両校落ちの可能性が高まりそうです。また、1群のBグループに属している名古屋西高校の併願校として受検する生徒が多く見られる高校でもあります。
② 名古屋南高校
名古屋南高校は尾張2群のAグループに属しています。松蔭高校と同様に、瑞陵高校を第一志望とした場合の併願校として受検する生徒が多い傾向にあります。
③ 中村高校
中村高校は尾張1群のAグループに属しており、熱田高校を第一志望として受検する場合の併願校として受検者が多い傾向にあります。
④ 山田高校
山田高校は尾張2群のAグループに属しており、北高校と併願する生徒が多く見られる高校です。
⑤ 五条高校
五条高校はあま市にあります。尾張2群のBグループに属しており、新川高校との併願者が多い高校です。
先月号の塾報では、現中3生の成績上位者は私立高校を第一志望として考えている傾向にあるのではないかという推測をしましたが、定員数が減少した公立普通科高校を見ると、その傾向がより強まってくるのではないかと考えられます。
冬季休業が終了すると、中3生の皆さんは学校で最終的な進路面談が実施されます。今年度の定員減を踏まえて、最終的な進学先を考えてみましょう。(本校 鈴木)