例年通りにはいかない高3受験生の夏期休業

高3生は前回自宅受験となった全統共通テスト模試は、多くの学校で8月1日より学校受験で実施の予定になっています。緊急事態宣言期間中でもあったことから、第1回の受験者数は例年より少なかったのは確かですが、この第2回の模試での点数が、今後の受験戦略に影響してきます。三者面談でもお伝えしていますが、今年は例年より各自の学習時間が確保できないという現実を見落とすと大変です。夏期休業、そして模試受験前であるこの7月で基本を固める。この最重要課題から各教科・科目に対する各自の具体的な戦略を立てて、今月中に仕上げて下さい。 例年であれば文化祭終了後の9月中旬から二次試験や難関私大に対する入試問題へのアプローチをするのがセオリーですが、夏期休業が短いことによって、基本の習得が遅れるとその対策を始める時期が1か月以上遅れることになります。だからこそ、この7月で基本を固めることが重要なのです。それができていれば、模試受験後の8月から早速対策を進められます。このことを念頭に置いた上で、今月の学習に取り組むようにして下さい。