小学1~3年生のお子様をお持ちの方
「小1の壁」に対するお手伝い
小学校入学後、子どもを夜間まで預けることが困難になり、ワーキングマザーが働き方の変更を強いられる問題を指す造語。小学生の子どもを預かる公的な学童保育では放課後の延長保育がないか、あっても時間が短いため、夜間の延長保育がある保育園よりも預かり時間が短くなる。利用者の増加のため学童保育の整備が追いつかず、利用すらできない家庭も少なくない。
→敬倫塾の隣に「敬倫メイツ」という建物があります。これは、上記のような問題をお持ちの方のために造られました。働く親御さんのために、「学童保育」を行っている施設です。ほとんどの施設は、指導員が少なく、学業の指導が全くないことが多いようです。また、民間の施設は、身体を動かすことが中心のようです。こちらも、学習指導はなかなか難しいようです。一方、一部の幼稚園では、小学校に入学する前に、平仮名が読めるようにし、数に対する知識がつくようにしています。ですから、小学1年生の時から、お子さんの知識量に大きな差がついてしまっています。当然、一斉指導でいろんなことを教える小学校では、指導が大変です。極端な時は、学校崩壊が起きてしまいます。これを防ぐには、学校の補完ができるような場が必要です。「敬倫メイツ」がお役に立つと思います。(2020.1.19)
「平仮名が読めません」
→ こんな時こそ、お母さんたちの出番です。決して難しいことではありません。お子さんと会話ができるのなら、「この字は何と読むのかな。」と尋ねてみることです。そういうことの繰り返しにより、言葉に対する知識は増えていき、お子さんとの絆は強くなります。子供の教育は、親の言うことをよく聞いてくれるうちに始めるのが一番です。
子供は、大人たちが本を読んでくれることを楽しみにします。ところで、絵本は高いですよね。私は、職業柄、いろんな本を必要としています。その中には絶版となっているものもあります。こんな時、頼りになるのがインターネットです。どうしても新本が欲しいというわけではないのなら、インターネットで中古本を検索することをお勧めいたします。「メルカリ」、「子ども古本店」、「ブックオフオンライン」、「ガーデンブックス」、「OSAGARI絵本」、「Amazon」、「ジモティー」等で見つかるかもしれません。(2020.1.19)
数の知識がありません
→ 小さいころから、お子さんにものを数えるということはとても大事です。小学3年生でも、物の数をきちんと把握できない子もいます。これを防ぐには、身近なものの数をお子さんに尋ねることをお勧めいたします。また、おやつ等をあげるとき、「いくつ」と尋ね、お子さんには、「ちゃんとあるかな」と質問するのです。そして、答えがその通りならほめてあげ、違ったら一緒に数えてみることです。実は、10までの数をきちんと数えることができない子供たちは結構いるのです。数えることができるようになったら、次は、5つより小さいものの数を、目で見てこたえられるようにすることです。これもできるようになったら、少し多い数を、2、4、6、8、10・・・と数えると楽であることを教えましょう。これは、小学2年生で学習する「2の段の九九」ですね。小学1年生では、「幾つと幾つで10」ということを学びますが、ここで挫折してしまうと、後々大変になってしまいます。(2020.1.19)
きれいな字が書けません
→ 大人でも読みやすい字を書くことができない人はたくさんいます。私は、小さいころから習字の塾に行っていましたから、毛筆はまあまあでした。しかし、数字や硬筆の時、黒板にかく字は、意識して読みやすいものにしようとしました。特別に上手な字でなくても、ていねいに書かれた字に接すると嬉しくなります。字は、自分に判るようにするだけでなく、相手にも読みやすくする必要があると思います。幸い、私は小学1年生のころから先生に教えてもらいましたが、今では、比較的安価で「ペン習字帳」が手に入ります。大人がきれいな字を書けるようになると、接している子供たちもきれいな字が書けるようになります。ペン習字帳を使っての練習は、できたら、小学校に上がる前に始めるとよいでしょう。初めは平仮名から始めます。次に、カタカナ、数字と進み、最後に漢字です。誰でも、褒めてもらって悪い気はしません。子供達には、できる限り成功体験を多くし、それに対して褒められるという経験を多くすることをお勧めいたします。(2020.1.19)
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