大学受験の出願資格は英検で ―本校は英検の準会場です―

※11月1日に、文科省より英語民間試験の延期の発表がありましたが、当提言はそのまま掲載いたします。ご了承ください。

オリンピックが開催される2020年度以降は、大学入試が大きく変わります。その最たるものが英語です。今、日本の学生について最も劣ると指摘されているのが英語だからです。小学校からの英語の授業のウエイトがどんどん高まりつつありますが、日本に住んでいる人達のほとんどが、日常生活に英語が話せなくても何ら苦労することがありません。そのため、語学力が急速に高くなるということは、なかなか望めないでしょう。

先ず、大学の入試改革がどのようになるのかを見てみましょう。「センター試験」では、高校の「英語表現」で学習する文法項目を出題していましたが、新しく始まる「大学入学共通テスト」では、知識・理解の質を問う問題や、思考力・判断力・表現力を発揮して解く問題を重視しています。そのため、高校3年生になってからの詰め込みでは対応できなくなります。日頃から、学習した内容や知識から考察する習慣をつけておく必要があります。

【 センター試験(セ)→大学入学共通テスト(共)のポイント 】
〔 英 語 〕

(セ)筆記200点、リスニング50点。

(共)「筆記」を「リーディング」に名称変更。リーディング100点、リスニング100点。

(注)リーディングは読解問題のみとする。センター試験で出題されていた、発音やアクセント、語句整序等を単独で問う問題は出題しない。

〔 数 学 〕

(セ)マーク式で数ⅠAⅡB  100点満点 60分。  

(共)マーク式に記述式問題(小問3問)を混在させて出題。計100点、初年度は数式のみ記入、70分。 記述式は数Ⅰから出題。

〔 国 語 〕 

(セ)マーク式で200点満点、80分。

近代以降の文章題2題、古文1題、漢文1題。

(共)マーク式200点とは別に、小問3題から成る大問1問の記述式(80~120文字)を出題、100分。

〔 理 科 〕

(セ)選択問題を出題。

(共)選択問題は設定しない。

大きく変わるのは、英語・数学・国語の出題形式ですが、とりわけ英語は大きく変わります。リーディング(筆記)とリスニングの比が1対1になったことです。また、大学の出願資格として外部試験が課せられたり、点数化して加点されます。

【様々な外部試験の利用法】
(ア)出願資格として利用(39%)

〔 B1(英検2級)以上 〕

長崎(多文化社会)、兵庫県立(国際商経グローバル)

〔 A2(英検準2級)以上〕

国公立大学医学部や(超)難関国公立大学

〔 A1(英検3級)以上〕

国公立大学の看護科や国公立大学

(イ)点数化して加点(43%)

多くの国公立大学

(ウ)利用しない(10%)
(エ)未定・その他(8%)

敬倫塾の本校高等部では、英検の資格が取得できるように授業しています。また、本校では毎週火曜日に、中学生対象の英検講座を開いており、多くの中学生が準2級以上の資格を取得しようとしています。また、本校でこの講座を受けていない人も、準会場として御利用下さい。本会場の利用よりも受検料が安くなります。この特典は敬倫塾生以外にも適用されます。