変わりゆく公立高入試入学者選抜方式 No.2

敬倫塾では、年に3回、中学3年生の保護者の方達を対象にして、高校進学に関する説明会および懇談会を実施しています。

〔第1回〕6月中旬 高校進学説明会(杉村コミュニティーセンター内)

※2020年と2021年は「新型コロナウイルス感染予防」のため、オンラインで配信。

〔第2回〕11月末 私立受験校決定のための個人懇談(各校舎)

〔第3回〕1月末  公立受験校決定のための個人懇談(各校舎)

当塾で指導している生徒さんの多くは、最初から大学までの進学を考えています。10~15%の生徒さんは専門学科への進学を考えますが、そういった生徒の中にも、大学または専攻科への進学を考えている人がいます。

令和5年から追加される2つの選抜方式は、敬倫塾にとっては非常に有難いものであることを説明致します。評定得点は学校の通知表によるものですが、学力検査の合計得点は、やり方次第で大きく変えることができます。多くの学習塾では、指導時間数が少ないことと、多くの生徒が塾を過去問が配布される便利なところと思っているため、本物の実力をつけることができていません。そのため、通知表がよくても難関校に合格できなかったり、入学できてもその後が続かないということが起きています。ところが、敬倫塾生の多くは、通知表の評価点が思うようにいかなくても、当日の学力検査でそのハンディーをはねかえしたり、高校進学をきっかけに伸びていきます。その理由を具体的数値でお話し致します。

ここで、学力検査の得点を推測するために「愛知全県模試」での偏差値を利用致します。

全県模試偏差値と学力検査予想点

     偏差値  学力検査予想点
旭丘     70       102
明和    69.5             101
向陽    66.5       95
瑞陵     64       88
千種     65       90
名西     57       79

ここでは、名西(名古屋西高校)についてみてみます。

タイプ1 通知表の評定はよいが偏差値が大幅に低い生徒
タイプ2 通知表の評定及び偏差値はボーダー程度の生徒
タイプ3 通知表の評定はかなり低いが偏差値がかなり高い生徒

通知表合計偏差値学力検査総合成績合 否
タイプ1415068184×
タイプ2345779186.5
タイプ3306590195

方式Ⅲ  評定得点  +  学力検査合計得点×1.5

〔通知表合計×2〕

(タイプ1)82 + 68 × 1.5 = 184
(タイプ2)68 + 79 × 1.5 = 186.5
(タイプ3)60 + 90 × 1.5 = 195

更に令和5年2月実施の入試から、学力検査の得点を1.5倍から2倍に引き上げることも可能となります。現在Ⅲ型を採用している多くの高校が採用すると思います。

新方式V  評定得点  +  学力検査合計得点×2

〔通知表合計×2〕

(タイプ1)82 + 68 × 2 = 218
(タイプ2)68 + 79 × 2 = 226
(タイプ3)60 + 90 × 2 = 240

学校の通知表評価を上げることが難しい人もいるでしょう。しかし、偏差値を上げることは、それに比べれば簡単かもしれません。敬倫塾の指導時間は、一般の塾よりもかなり多いといえます。そのことで十分な実力を養うことができるのです。