これからの高校進学対策 塾長提言2月号
先月号(塾長提言)に続いて、これからの高校進学について考えてみます。
2026年度(令和8年度)の愛知県公立高校一般選抜における全体の志願倍率は 1.73倍 となり、比較可能な1989年度以降で過去最低を記録しました。少子化に加え、私立高校の授業料実質無償化の影響により、公立高校の志願者総数は 5万3196人(第1・第2志望の合計) と、こちらも過去最低となっています。
また、私立高校の授業料無償化が今年4月から実施されます。この影響により、公立高校の倍率は下がる一方、私立高校の一般入試は難しくなる傾向が見られます。私立高校は3校まで受験できますが、このような状況を鑑みて、確実に合格できる高校を1校は受験しておくことが大切になります。
先月号でも書いたとおり、近隣の人気私立高校は推薦入試で多くの生徒を確保する傾向があります。そのため、一般入試での合格は以前より厳しくなる可能性があります。
なお、私立高校も公立高校もすべて不合格の場合は、公立高校の 2次募集 を利用することになります。
1. 私立高校の受験
公立高校を受験せず、最初から私立高校の推薦入試で進学を決める生徒は、今後も増えていくと考えられます。
2. 公立高校の受験
人気のある高校は、年度によって多少変化があります。令和8年度入試で最終倍率が高かった普通科・専門学科は次の通りです。
(普通科)
天白 3.16 瑞陵 3.14 熱田 3.09 菊里 2.76 松蔭 2.54
名西 2.49 桜台 2.44 春日井 2.35 千種 2.14 旭野 1.91
昭和 1.90 西春 1.87 明和 1.74 向陽 1.72 旭丘 1.51
(専門学科)
市工芸(電子機械) 3.80 旭丘 3.68 市工芸(情報) 3.30 愛知総合 2.29
3. 2次募集の可能性がある公立高校
倍率が1倍を下回っている高校では、2次募集が行われる可能性があります。
守山 0.72 瀬戸工科(ロボット) 0.85 瀬戸工科(デザイン) 0.81
中川清和 0.74 稲沢緑風 0.63
今後は少子化の影響や私立高校の授業料無償化などにより、高校受験の状況もこれまでとは異なる変化をしていくと考えられます。
しかし、倍率や人気校の動きだけにとらわれるのではなく、生徒一人ひとりに合った進路をしっかりと考えていくことも大切です。
高校進学はゴールではなく、その先の大学進学や将来につながる大切な通過点です。これからも生徒の可能性を広げる進路選択ができるよう、塾としても引き続きサポートしていきたいと思います。