「算数道場」の開講 塾長提言4月号
今年の4月より、敬倫メイツでは、小学校1~2年生を対象に「算数道場」という講座を開講いたしました。みなさんは「数学オリンピック」という言葉を耳にしたことはありますか。その小学生版が「算数オリンピック」です。この「算数道場」は、そうした問題に挑戦できる力を育てるための講座なのです。
近年、高校入試や大学入学共通テストでは、単なる計算力だけでなく、思考力や文章読解力を問う問題が増えてきており、従来の試験とは大きく様変わりをしています。こうした流れを受け、日本の教育界では、小学校低学年のうちから考える力を育てていくことが重視されるようになってきています。
それでは、その一例をご紹介いたしますので、皆さんも一緒に考えてみましょう。
【第8講 もんだい3】
A,B,Cの3人が合計6問のクイズに参加しました。クイズは「はい」か「いいえ」のどちらかで答えるもので、1問正解が10点で、合計60点満点です。3人の結果は下の表のようになりました。Cは合計何点でしたか。
| 第1問 | 第2問 | 第3問 | 第4問 | 第5問 | 第6問 | 合計 | |
| A | はい | いいえ | いいえ | はい | はい | いいえ | 40点 |
| B | いいえ | いいえ | はい | はい | いいえ | いいえ | 50点 |
| C | いいえ | はい | はい | いいえ | いいえ | はい | ? |
答えは、「20点」です。
(考え方)
まずは、AさんとBさんに注目しましょう。
| 第1問 | 第2問 | 第3問 | 第4問 | 第5問 | 第6問 | 合計 | |
| A | はい | いいえ | いいえ | はい | はい | いいえ | 40点 |
| B | いいえ | いいえ | はい | はい | いいえ | いいえ | 50点 |
①第2問、第4問、第6問の解答は2人とも同じのため、これらから点数の差は出ません。
②第1問、第3問、第5問については、それぞれ異なる解答だから、正解者はそれぞれについてA,Bのどちらかです。
Bの方が得点が10点高いので、Bの方が1問多く正解していることになります。よって、異なる解答である第1問、第3問、第5問については、Bが2問正解、Aが1問正解となります。Bの得点が50点であることから、第2問、第4問、第6問の3問ですべて正解したことになります。
次に、BさんとCさんに注目しましょう。
| 第1問 | 第2問 | 第3問 | 第4問 | 第5問 | 第6問 | 合計 | |
| B | いいえ | いいえ | はい | はい | いいえ | いいえ | 50点 |
| C | いいえ | はい | はい | いいえ | いいえ | はい | ? |
Cの第2問、第4問、第6問の解答は、Bと異なるので、Cの3つの解答は不正解であることがわかります。第1問、第3問、第5問については、BとCはすべて同じ解答ですから、これらの3問での得点は同じとなります。これら3問でBは2問正解ですから、Cも2問正解となります。したがって、Cの得点は20点です。