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敬倫塾からの提言

心配だった中学1年生の通知表 2010年8月15日号

 今年の3月から、私は本校本科の中学1年生に英語を教えています。「私の教える英語は難しいけれど、きちんとついて来れば絶対に4がとれます。」と子供達に言って来ました。愛教大附属中学生以外の19名の通知表が出ました。結果は次の通りでした。
国語 社会 数学 理科 英語
5の人数
(割合)
8人
(42%)
10人
(53%)
8人
(42%)
8人
(42%)
8人
(42%)
4の人数
(割合)
7人
(37%)
4人
(21%)
8人
(42%)
7人
(37%)
10人
(53%)
3の人数
(割合)
4人
(21%)
5人
(26%)
3人
(16%)
4人
(21%)
1人
(5%)
 本科生の中には、完璧講座出身の人もいます。その中には5教科で2をとりそうな人もいました。しかし、結果は、全員が5教科の成績が3以上でした。今年の1年生は、中学生になったら頑張ろうと思っている人の割合が多いので、この様な素晴らしい結果が出たと思います。また、個別指導を受講している人の中に、1人だけ理科の評価が2の人がいますが、これを除けば全員主要5教科3以上だったことになります。これも快挙と言えると思います。
 ところで、子供達の成績を一挙に上げることは大変です。最大のチャンスは中学1年生の1学期です。その1学期に、先ず英語で4を取れるようにすることです。国語・算数・理科・社会は小学校から学んで いる教科ですから、急激に成績を上げることは難しいです。ところが、英語を本格的に学ぶのは中学1年生です。他の4教科がすべて3であっても、英語で4をとれると、必ず他教科も頑張ろうという気になります。相乗効果というものです。また、英単語をコツコツ覚えるという姿勢ができると、社会・国語の成績によい影響がでます。単語を暗記するように、社会におけるいろいろな事柄を暗記する能力がつきます。また、英文法を学ぶことによって国語の文法がわかるようになることがあります。
 英語で4がとれたということは、その子が小学校の頃からきちんと他の教科も勉強していたら、4以上とれたかも知れないということです。何か1つでも得意科目を作ることは、必ずその人の可能性を大きくします。子供達が今回の成績を励みに、更に飛躍してくれることを楽しみにしています。
敬倫塾塾長 加藤敬志
2010年8月15日号