米 9歳の学力「記録的低下」~リモート授業の環境 課題
毎日新聞(2022年9月5日朝刊)
2022年の米国の9歳児の平均的な学力が、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化する前の20年と比べて記録的な低下を示した、と全米教育統計センター(NCES)が1日、発表した。コロナ禍は、対面授業が再開されてもなお、米国の教育現場に深刻な影響を与えている。
全米学力調査で小学4年生に相当する9歳の算数と英語の読解力を調べたところ、どちらも平均点が下がっていた。
落ち幅は100点満点中英語が5点、算数は7点で、同センターは「英語読解の落ち幅はこの30年で最も大きく、算数が(前年から)下がるのは調査を開始して以降初めて」と説明している。
センターのダニエル・マクグラス副理事は「50年ほど続く我々のプログラムで、最も(成績が)下がった年の一つになった。22年の生徒の学力は、20年前の水準になってしまっている」と懸念を示した。
センターは、学力低下の原因はリモート授業が増えたからだと分析している。
調査では、7割の生徒がリモート授業を経験していた。そこで課題として浮かび上がったのが、困ったときに勉強を見てもらえたかどうかだ。
学力調査の成績上位(75点以上)、下位(25点以下)の生徒にかかわらず、「1週間で1、2度、誰かに勉強を見てもらえた」と答えたのは3割にも及ばなかった。
( 中 略 )
「毎日かほぼ毎日先生が勉強を手伝ってくれた」と回答した生徒は、成績上位では45%だったのに対し、下位の子たちでは26%しかいなかった。
(ニューヨーク=遠田寛生)
敬倫塾の個別指導
1.30年位前にあったことです。
北区に住んでいて旭丘高校に通学していたT君についてお話しします。彼は地元の公立中学から旭丘に進学しました。入学して以来、ずっと成績は振るわなかったそうです。敬倫塾に高校時代に入塾し、国立大学に合格した兄から入塾することを勧められ、高2になる直前に入塾しました。私は、彼が入塾して1年経ったもうすぐ3年生になろうとする時期から指導し始めました。入塾当初の成績とは比べようもない位、彼の学力は高いものになっていました。そこで、彼に、どうしてこんなにできるようになったかを尋ねたところ、彼の答えは次のようでした。
「1年生の頃、学校の数学のテストは、ほぼ毎回赤点でした。塾に入ってからは、疑問に思うことを毎回質問し、次回は赤点をとらないようにしました。赤点の恐怖を逃れてからは、平均点をとろうと思うようになりました。一人で何時間かけてもよく理解できなかったものが、タイムリーに先生から教えてもらうことにより、自信がつき始め、学力が向上したと思います。」
私は、彼を指導している間に、彼の理解力や定着度の高さに驚かされました。東大に入学できる程の学力があったのですが、本人は阪大を希望し、現役合格を勝ちとりました。
2.現在のことです。
私は、本校、黒川校、白壁校で個別指導をしています。また、かつては敬倫メイツでも指導していました。敬倫塾・敬倫メイツの生徒の中には、ぐんぐん成績を上げていく人もいます。一般の個別指導とはどんな点が異っているのでしょうか。ここでは、入塾時の学校での成績が下位25%に属している生徒に限定してお話しします。
(一般の塾)
指導時間は週1回80分程度で、学校の進度に合わせて指導をします。
(敬倫塾・敬倫メイツ)
1教科の指導時間は、週2回160分~240分です。学校の進度に合わせるのではなく、つまずいたところから学習し直します。そのため、時間と費用と、受ける生徒の学習意欲が不可欠です。
「わからなかったことがわかるようになる」
これが学力とヤル気の向上を約束します。