愛知県公立受験高校決定に関して

2023年度の公立高校入試における大きな異変
〔1〕推薦選抜の面接日が2月6日に実施
 一般選抜の学力検査日が2月22日
 このため、以前に比べ、公立高校の入試が2週間ほど早くなりました。また、A日程、B日程と学力検査が2回あったのが1回となり、合格発表日が3月9日と早まりました。
〔2〕第5回(1月実施)の全県模試の結果を見る前に公立受験校を決定
 当塾は、受験生の実力を把握するために全県模試を受験しています。この結果が生徒たちに届いたのが1月の25日頃でした。一部の中学では、受験校決定のための三者面談が1月12日から始まり、第5回の模試の結果は利用できませんでした。
〔3〕中学の内申は2学期末で決定
 従来、私立高校に送られる成績は、中3の2学期のもの、公立高校に送られるそれは3学期のものでしたが、どちらも2学期のものとなる可能性が大きくなりました。このため、3年生の定期テスト対策は11月末までです。1学期の最初から好成績がおさめられるよう、受験生は一層、心をひき締めておかなければなりません。
〔4〕ほとんどの難関高校がⅤ型の合否決定方法を採用
 昨年までは、合否決定方法は3種類でしたが、今年から2種類ふえ5種類になりました。従来からあるⅢ型と比べてみましょう。
 Ⅲ型(評定得点)×2+(学力検査合計得点)×1.5  
  90×2+110×1.5
 Ⅴ型(評点得点)×2+(学力検査合計得点)×2 
  90×2+110×2
 難関高校のほとんどがⅢ型でしたが、今年からはほとんどがⅤ型を採用しました。Ⅲ型のままであるのは、千種・春日井・名西等です。
 敬倫塾を長く利用している生徒たち全般に言える最大の特長は、内申点の割に模試での偏差値が高いことです。そのため、愛工大名電、中京大中京、名古屋、愛知、名城大学付属に合格した人は、内申点の不足があっても、思い切って難関校に挑戦していくことでしょう。
 ここで大切なのは、難関校に合格したあともその成績が維持できるかどうかですが、これは引き続き敬倫塾の高等部に在籍していれば可能です。

 本校では、瑞陵高校を受験したい人の割合が増えてきていますが、この高校は最も高倍率となっていて、この傾向はしばらく続くと考えられます。明和や向陽と併願できること、交通の便に恵まれていること、国公立大学合格者が多いこと等が、人気の理由だと思います。また、自転車で通学可能な名西高校の受験者も増えてきています。

 本校では、3月に新中学3年生と保護者の方とで三者面談を行います。この頃には、本年度の高校入試の報告も出来ます。是非、ご利用下さい。