これからの高校進学対策 塾長提言2月号
先月号では、大学の進学対策についてお話しいたしました。近年は高校入試においても、推薦入学者の割合が以前と比べて急激に増加しています。私立高校では、できる限り推薦入試で多くの生徒を確保し、一般選抜では成績優秀者のみを合格させるという方針へと変化してきました。この傾向は、大学入試と全く同じ構図です。
現在、私立高校は最大3校まで受験することができます。敬倫塾・敬倫メイツでは、これまで多くの生徒に対して「2校受験」を勧めてきました。1校は「挑戦校」、もう1校は「安全校」という組み合わせです。この方法は、少なくとも1校の合格を確保しながら上位校にも挑戦できる、合理的な受験戦略でした。
ところが近年、その前提が揺らいでいます。私立高校の倍率を調べてみると、必ずしも軒並み上昇しているわけではなく、むしろ倍率が下がっている高校も見られます。それにもかかわらず、今年は受験した私立高校すべてが不合格となる生徒が、例年より多く見受けられたようです。
本来であれば、倍率が下がれば合格しやすくなるはずです。しかし実際にはその逆の現象が起きています。その背景には、私立高校の入試戦略の変化があります。多くの私立高校は、推薦入試でできる限り入学者を確保し、一般入試では募集枠を絞ったうえで成績上位層のみを合格させる傾向を強めています。その結果、表面上の倍率が下がっていたとしても、一般入試の実質的な競争はむしろ厳しくなっているのです。
従来であれば「安全校」と考えられていた学校であっても、上位層が集中することで不合格となるケースが増えています。倍率という数字だけでは、もはや入試の実態を正確に読み取ることはできません。この動きは、私立大学が推薦や総合型選抜で多くの入学者を確保し、一般入試で上位層を厳選する方式とよく似ています。私立高校においても同様に、推薦で定員の大半を満たし、一般入試では学力水準を維持・向上させるために選抜を強化するという構造が進んでいると考えられます。
次に該当する方は、今後、塾での指導日数を増やし、万全の対策を取られることを強くお勧めいたします。
① 通知表の評定合計が28以下の方
② 全県模試の偏差値が50以下の方
敬倫塾・敬倫メイツでは、随時進学相談を行っております。私立高校の推薦は、中学3年生の2学期の通知表によって決まります。スポーツ等の推薦で有利となる場合を除き、一日でも早く偏差値と内申点の向上を図ることが重要です。