公立小学校5・6年生の外国語(英語)の通知表評価の開始には、不安を感じていらっしゃる保護者の方も多いと思います。敬倫塾のある名古屋市におきましても、これまでは英語授業への力の入れ方は、積極的とは言えませんでした。文科省の打ち出す、英語教科化の概要および指導内容は以下の通りです。
英語教科化の概要
- 5・6年生 年間各70単位時間(週2回程度に相当)
- 600~700語の習得
- 判定資料となるのは、「活動の観察」「パフォーマンス評価」「面接」「授業内の発表」「作業で書き込んだワークシートの内容」「制作物(ポスターやパンフレット)の分析」「ペーパーテスト」など多岐にわたる。
指導内容
文法に関して
- 文法指導はしない。
- He, Sheは、三単現の”~s”や”does”を扱わないよう、助動詞”can”を使った表現に限っている。
- 6年生の後半では、個人的体験を表現するため過去形を扱うが、身近な動作を表現することを重視しているため、むしろ”ate”, “went”, “saw”などの「不規則動詞」を主に扱う。
- 不定詞(to+動詞)・動名詞(動詞+ing)なども含んだ表現が出てくる。
教科書の構成
- 「聞く」「話す」に重きを置くので、「書く」の扱いは、各単元の最後に単語や文を書いて練習するコーナーがあるものや、巻末にまとめてあるものなど、教科書により異なる。名古屋市採択の「NEW HORIZON Elementary」(東京書籍)では、巻末に練習ページがまとめて掲載されているスタイルをとっている。
- その単元で扱うターゲットセンテンス(重要表現)が示されている。
- 各単元ごとのGoal(達成目標)やCAN-DO(この単元でできるようになったこと)が明確に示されている。
- 身近な単語の各カテゴリ別の一覧ページが多数ある。
扱うテーマや内容
- 言語を学ぶだけでなく、他教科(特に理科や社会)で学ぶ内容にも関連させることで、そちらの教科の授業で行う、思考力や判断力などを意識した演習にもつながるよう配慮している。
- 環境問題、なかでも「食物連鎖」に関しては、「NEW HORIZON Elementary」をはじめ、すべての出版社の教科書で扱われている。
昨今の中高生の英語力は、「聞く」「話す」については確かに向上しています。しかし、その反面、文法的指導が軽減されているため、4技能の土台が脆弱化していることも事実です。
敬倫塾では、「聞く・話す」はもちろん、基礎文法の指導を含めた、「読む・書く」の練習も徹底し、中学・高校になっても困らない本当の英語力を、「国語」指導の観点も絡めて養成していきます。
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